膝・足の痛み

膝・足の痛み

膝・足の痛みについて

膝・足の痛みの原因
ヒトの身体の中でも「膝」という部位は毎日歩いたり、座ったりと日常生活においてよく使う箇所です。そのため、比較的痛みが表れやすい箇所でもあり、特に高齢者や日常的に運動をされる方にとっては多くの負担がかかり痛みに繋がりやすくなります。

膝や足の痛みには大きくわけて3つの原因があります。症状によっては早目に対処しなくてはいけない場合もありますので、膝の痛みを感じたらまずは原因を突き止めることが重要です。我慢せずに整骨院など専門家に相談する様にしましょう。
加齢や毎日の酷使によるもの
(変形性膝関節症、膝蓋骨不安定症、膝蓋大腿関節症、膝に水がたまっている状態など)
スポーツ、怪我、交通事故によるもの
(半月板損傷、靭帯損傷、ジャンパー膝、シンスプリント、オスグッド、ランナーズニーなど)
病気、身体の異常
(発熱・代謝の異常による関節の痛み、骨腫瘍など)
膝の痛み(傷病別)
膝の痛みを訴える方の主要な損傷を3つご紹介します。
鵞足炎

鵞足炎

鵞足とは、膝の内側すねの上部にあり、大腿部の前側からの縫工筋、大腿部の内側からの薄筋、大腿部後面からの半腱様筋の3つの筋肉がくっついて(付着)くる場所で、鵞鳥の足のように見えることからそう呼ばれています。(実際には確認するのは難しいと思います)この付着部を押すと痛みがあり膝の曲げ伸ばしに抵抗をかけると痛く、階段の上り下りに支障をきたすことがあります。 ランニング動作を多くされる方に多く見られます。
≪鑑別疾患≫
腸脛靭帯炎(膝の外側)
膝蓋靭帯炎(膝の前側)
膝半月板損傷

膝半月板損傷(ひざはんげつばんそんしょう)は、ほとんどがケガにより発症することが多いです。また膝を酷使するような方は、半月板の摩耗が多く(車の急発進・急停車でタイヤがすり減るイメージ)薄くなりクッションの役割をあまりしなくなります。すると骨と骨がぶつかり炎症を起こし痛みを引き起こします。 さらに骨と骨がぶつかり合うと骨が変形して来ます。(手にできるペンだこ、のイメージ) この変形してしまうものを変形性膝関節症といいます。 膝まわりの筋肉を強くすることと同時にケアをしてあげることにより、膝への負担が軽減されます。先天的に半月板が損傷しやすいという場合もあります。 基本的に半月板などの軟骨は再生しづらい組織の一つです。  
注)股関節とは違い、あまり手術をおすすめしない部位です。一度ご相談下さい。

※現在、他院で通院歴のある患者様におススメの、難治下肢回復コースがございます
あきらめている方、回復を求めている方は、是非、体験してみて下さい。
変形性膝関節症

変形性膝関節症(へんけいせいひざかんせつしょう)とは、膝関節にあるクッションの役目をする軟骨がすり減ることや筋力の低下が原因で、膝の関節に炎症や変形など起こり痛みが生じるものです。特に女性に多くみられ、年齢が高くなるにつれて発症しやすくなります。膝を酷使して使っていた方に多く見られます。


注)以前勤務していた院では行商をしていた方が多くいらしていたのですが、はとんどの方が変形性膝関節症になられていました。

当院の施術について

痛みや腫れがある場合はまずその症状を抑える処置が必要になります。固定や湿布、超音波、軟膏の処置を行い安静に保つことで治癒を早めていきます。症状が落ち着いてきたら、膝の痛みにつながっている筋肉に問題がある場合が多いので、マッサージにより緊張して固まってしまった筋肉を緩め、痛みをとり関節の可動域を広げていきます。
痛みが治まってからも、再発防止のために
                                    定期的に通うことをおすすめしています。
痛みが治まってからも、再発防止のために
定期的に通うことをおすすめしています。
膝の痛みを改善するには定期的ご来院頂き、膝まわりの筋肉をほぐしていきながら膝の可動域を広げていく必要があります。痛みが治まってからも、再発防止のために定期的に通うことをおすすめしています。最初は週に2回~1回、その後は様子を見ながら2週間に1回や月に1回など回数を減らしていくのが一般的です。 当院では、お得な回数券をご用意しておりますので是非ご活用下さい。
代表的な下肢の傷病
①足関節捻挫
②アキレス腱炎
③セーバー病
④外反母趾
⑤シンスプリント
⑥疲労骨折
足関節捻挫(内・外側副靭帯損傷)

足関節捻挫(内・外側副靭帯損傷)

バスケットボールやバスケットボール、スケートボードなどのスポーツをしている方に多くみられ、俗に「足をくじいた」などと表現され、中には「捻挫=足関節だけ」と思われている方もいらっしゃいます。  外側靭帯(前距腓靭帯)の損傷が主な病態で足関節を内側に捻じることにより、外くるぶしの回りに3本ある靭帯が牽引され部分的に切れたり、完全に切れてしまったりします。 損傷の程度により運動痛を伴い、腫れ・熱感・皮下出血が認められます。 アイシングや固定術などの処置が必要になります。
足をくじいただけだからと思わず、正しい治療を受けましょう。
受傷後、3~4週間までが重要な治療期間です。
知っておきましょう!
知っておきましょう!
  • 靭帯・腱(すじ)などはゴムのように伸びるものではありません。
アキレス腱炎

アキレス腱はかかとの上部後面にみられる太い腱でふくらはぎとかかとをつなぐ役割をしています。ダッシュやジャンプの着地、ストップ動作など多くのスポーツで使われる個所で、使いすぎにより炎症が起こり痛みを誘発します。
ふくらはぎの柔軟性や酷使した後のアイシングなどが予防の一つです。
痛みの軽いうちからケアや整骨院に相談しましょう
シンスプリント

バスケットボールやサッカー、陸上の中・長距離選手など走ることの多い競技で、中・高校生の選手に多くみられます。疲労がたまった時に発症しやすく、下腿部(すね)の内側に痛みの起こる過労性障害で脛骨過労性骨膜炎とも呼ばれてきました。
ヒラメ筋や後脛骨筋などの足関節を底屈する筋や筋膜の繰り返し加えられる牽引によるものであり、ふくらはぎ部分の柔軟性やアイシングなどが予防の一つです。
インソール(くつの中敷き)の交換やクッション性の高いシューズなどにすることもおすすめします。
シンスプリントは痛みの軽いうちからケアや整骨院に相談しましょう。
疲労骨折

疲労骨折

疲労骨折とは通常の骨折とは違い、同じ動作の繰り返しにより骨に疲労が蓄積されることが原因で起こる骨折です。
運動選手や持続的に同じ場所に負荷をかけている方に多くみられます。主に下半身に多くみられ、跳躍系のスポーツの方たちは脛骨(すね)走ることの多いスポーツの方は、足の甲(中足骨)で起こることが多くみられます。よくシンスプリントと勘違いされる方も多い痛みです。
初期段階ではレントゲン画像にも確認することができない場合も多く、3週間から1ヶ月経つとレントゲン画像で確認することができます。疲労骨折は突然発症するのではなく、段階を経て発症しますので、日頃からのケアは大切です。
痛みの軽いうちからケアや整骨院に相談しましょう。
セーバー病

成長期の子供に発生するかかとの障害です。成長期の骨は大人の骨と違い、まだ完全に骨化していません。そのためかかとの成長軟骨に繰り返して負荷がかかると軟骨骨炎などの症状をひきおこしてしまいます。

整骨院や接骨院などの専門院にご相談下さい。