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船橋整骨院BLOG

長引く痛みには「自律神経と筋肉」が関連している場合もあります
2026/09/07
今回は、長引く痛みを考えていく中で「自律神経と筋肉の関係」についてお伝えしてゆきたいと思います。


肩こりや腰痛というと、「筋肉が硬くなっているから痛い」と考える方が多いと思います。

筋肉の緊張や関節、腱などの組織は痛みに関係します。ですが場合によっては、痛みが長引いている状態の時は、それだけでは説明できないことがあります。

私たちの身体には、活動するときに働く交感神経と、休息や回復に関係する副交感神経を中心とした自律神経の仕組みがあります。

交感神経優位状態は決して悪いものではなく、仕事をしたり、運動したり、危険から身を守るためには必要不可欠です。

問題になるのは、ストレスや睡眠不足などが長期間続き、本来なら活動が終わったあとに身体が休息状態へ戻るはずなのに、その切り替えがうまくいかなくなることです。

例えば、仕事のストレスが強い状態が続くと、身体は常に「まだ頑張らなければいけない」という状態になりやすくなります。

仕事が終わっても頭が仕事モードのままだったりすると、夜になってもなかなか眠れなかったり、眠っても疲れが取れなかったりします。

そして翌日も疲れた状態で仕事をするため、また身体が緊張します。

このような状態が長期間続くと、自律神経だけでなく、ホルモン、免疫、代謝、循環器など、身体のさまざまな調節システムに負担が積み重なります。

この慢性的な生理的負担は「アロスタティック・ロード」と呼ばれています。


研究では、このアロスタティック・ロードが高い人ほど、健康状態が悪化しやすいことが報告されています。

アロスタティック・ロードが高い人は低い人と比較して、身体の生命維持のメカニズムが落ちてしまう傾向にあります。

ですが、これは「交感神経が高いから死亡率が上がる」という単純な意味ではありません。

交感神経、ホルモン、代謝、炎症、循環器など複数の身体システムに慢性的な負担がかかっている状態だと、健康へのリスクが関係してしまう事があります。


さらに重要なのが睡眠です。睡眠は単に身体を休ませるだけではなく、免疫や炎症を調節する重要な時間でもあります。

睡眠障害が炎症マーカーの上昇と関連していることが報告されています。

また、最近の研究では、睡眠時間を何日も大幅に短縮すると、炎症マーカーが上昇することも確認されています。

こうしたストレス、自律神経、睡眠、炎症などの変化は、痛みの感じ方にも影響する可能性があります。

痛みは、単純に「組織が傷ついている量」をそのまま脳が感じているわけではありません。筋肉や関節などから入ってくる情報を、脳や脊髄を含む神経系がどのように処理するかによって、同じような身体の状態でも痛みの感じ方は変化します。

慢性筋骨格系疼痛の患者さんでは、自律神経による調節機能が低下し強い痛みや、精神的ストレスなどにより、迷走神経が過剰に反応すると心拍の低下や血圧の低下などを引き起こす、迷走神経反射などもございます。

そのため、慢性的な肩こりや腰痛を「筋肉が硬いから」という一つの原因だけで考えるのではなく、もう一段階深く原因を掘り下げていくと「筋肉や関節などの身体的要因に加えて、ストレス、睡眠、自律神経、疲労、痛みを処理する神経系などが互いに影響している」と考えることが重要です。


例えば、肩の筋肉を施術して一時的に柔らかくなったとしても、毎日強いストレスを感じ、睡眠不足が続いていれば、身体は再び緊張しやすくなります。

ですがこれは施術の効果がなかったということではありません。筋肉の状態を変えることと、身体全体が「緊張しやすい環境」になっていることは、お互いの効果がぶつかってしまっている状態です。

今回、私がお伝えしたいのは、筋肉の状態を改善することに加えて、脊柱から出てくる交感神経の通りを改善するこにより、睡眠、運動、休息、ストレスへの対処が可能になり、身体が「緊張する状態」と「休む状態」を切り替えやすくなるか可能性があります。

痛みが長引いている場合には、痛い場所だけをみるのではなく、その痛みを長引かせている身体全体の環境をみることも重要です。

ストレスがない方は少ない?いないかと思います。「ストレスは万病のもと」とよく言うように、内科疾患にも大きく関与しているともいわれているので、
外的なストレスを少なくしていく事は難しいかと思いますので、ストレスにより自律神経が乱れる前に、まずは、交感神経の通り道を整えることも重要かと思います。