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船橋整骨院BLOG
- 帯状疱疹後に続く帯状疱疹後神経痛に気をくけて下さい
- 2025/07/05
今回は、背中の痛みがある方によく質問される「帯状疱疹」 「帯状疱疹後神経痛」について簡単にお伝えしてゆきたいと思います。
最近テレビでもよく聞く帯状疱疹ワクチンですが、患者様のご友人に帯状疱疹に掛かられた方も多くいらっしゃるようで、背中や腰の痛みの患者様に
「帯状疱疹になってます?」とご質問されることがよくあります。
ほとんどの方にはないのですが、気にされている方が多いのかなと思います。
帯状疱疹は一般的に、数日~10日間はど神経痛のような痛みがあり、その後、神経のラインに沿って帯状に赤い発疹が出現する病態です。
帯状疱疹は、片側のあばらや脇腹などの体幹部に多く、その次に顔に出ることが多いようです。これらは胸髄神経や三叉神経由来とされています。
ではなぜ発症するかと疑問になるかと思いますが、感染自体は子供の頃に水ぼうそうに掛かられている方もおおいかと思いますが、この水痘・帯状疱疹ウイルスが、神経節に長年も滞在し体力や抵抗力があるうちは発症することはないのですが、年齢もあがり抵抗力がなくなったり、急激なストレスなどにより、潜伏していた帯状疱疹ウイルスが活性化して体幹部などの部位に帯状の皮疹(皮膚の炎症)を生じさせます。
日本人の統計だと、80歳までに3人に1人は発症するといわれております。
早期に治療を開始することにより、悪化も防げるようですが、皮膚や神経がダメージを受け炎症を長引かせてしまうと正常な活動ができなくなり異常な興奮伝達を生じてしまう事で、長い期間強い痛みを伴ってしまう病態を「帯状疱疹後神経痛」と呼びます。
帯状疱疹が生じた際に、72時間以内に抗ウイルス薬の治療を開始することにより帯状疱疹後神経痛になりにくいとの報告もございますが、そのまま放置してしまうと、帯状疱疹後神経痛になりやすいようです。
タミフル(インフルエンザウイルス薬)なども48時間とあるように、ウイルスにあばれさせてしまうと抗ウイルス薬効かなくなるようですね。
経験者の方のお話しですとこれが一番辛かったという事でした。
帯状疱疹後神経痛の頻度は高く、帯状疱疹が発症した方の5%~20%に合併するようです。80歳以上の方では30%以上という報告もあるようで確率としては高いかと思います。
糖尿病の方も帯状疱疹後神経痛になりやすいようです。
また、根本的な治療方法はないようです。
余談ではありますが、コロナワクチン接種後、極端に免疫力が下がる方がいるようで、その下がった際に帯状疱疹になるなどのうわさを医療関係者から聞いたこともあります。
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