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船橋整骨院BLOG

疲労骨折とトレーニング、治らない骨折も
2023/06/26
今回は「疲労骨折」についてお伝えしてゆきたいと思います。

疲労骨折は、読んで字の如く繰り返しの動作により、常に負担の掛かっている骨の一部がモヤモしたレントゲン画像を表します。

発症から2~3週間は疲労骨折のレントゲン画像はうつらないことが多く、ある程度の期間、状態を確認していかないといけません。

繰り返し動作の負担といっても、1日や2日で起こるものではありません。1~2日使い過ぎて痛める場合、骨に影響が出るよりも先に筋肉、筋膜、腱(腱鞘)などに炎症が起こり疲労骨折にまで至ることは稀だと思います。

良く起こる場面は何となく想像できるかと思いますが、スポーツの現場で起こる受傷です。

スポーツやトレーニングの急激な運動強度の変化によって疲労骨折につながってしまうことが多いですが、栄養不足女性特有の疾患ホルモンバランスの乱れなどによっても起こるといわれております。

またスポーツだけではなく、日常生活で身体の同じ部位に集中して負荷がかかっている場合も起こる可能はございます。仕事の内容などで多く負担の掛かる部位が疲労骨折の原因になります。

カルシウム・リン・マグネシウムなどのミネラルは、タンパク質に含まれるコラーゲンと結合し骨の強度・弾力・耐性を作り出しているので、不足すると骨自体がもろくなり骨折のリスクが高まります。リンを過剰摂取するとカルシウムの吸収を抑制するので、加工食品や保存料には多くリンが含まれているので取り過ぎには注意しましょう。


また、スポーツの種目によっても発生する場所は異なります。


  肋骨の疲労骨折

肋骨の疲労骨折は上部と下部により運動種目の内容が変わります。上部の肋骨の疲労骨折はウエイトリフティングやベンチプレスなどのウエイトトレーニングで起こる場合があります。

下部では、体幹の捻り動作などが大きく関わっている為に、ゴルフややり投げ体操競技に多い疲労骨折です。また、咳のしすぎで生じる場合もあります。



 下腿部脛骨と腓骨の疲労骨折

下腿部には2本の骨があり簡単にお伝えすると外側にある骨を腓骨といい、内側の太い骨、弁慶の泣き所で有名な前側から何かにぶつけた時に痛い場所を脛骨と呼びます。



「跳躍型」


跳躍(ジャンプ)を多い競技で発生しやすい疲労骨折です。(大会前など練習強度が上がると痛みを訴える学生が多い)


☆好発部位・・・脛骨(内側)の中央腓骨(外側)上部(膝の下)

☆好発競技・・・バスケットボールバレーボールバレエダンスなど(体育館などの硬い床での競技に多くみられる)



「疾走型」

走る事の多い競技で発生しやすい疲労骨折です。

☆好発部位・・・脛骨(内側)上部脛骨(内側)下部腓骨(外側)下部

☆好発競技・・・サッカーラグビー陸上バスケットボールなど

※上記しましたが、何の前触れもなく急に疲労骨折になることは考えにくいです!


中足骨の疲労骨折(足の甲)

中足骨とは足の甲にある骨で指の骨と連結している骨です。指(趾)の骨同様に5本あり細い骨になります。

中足骨は下腿部の中では上記しました脛骨(すね)の骨に次いで多く発症する場所になります。なかでも第2・第3中足骨はが多く陸上・バスケットボール・バレーボール・剣道のどの競技をされている学生さんによく見られます。

また、第5中足骨の疲労骨折はJones(ジョーンズ)骨折とも呼ばれ、サッカー選手に多くみられます。

 ※中足骨の疲労骨折の中でも、Jones(ジョーンズ)は難治性の骨折ともゆわれ、その報告を初めてしたのがJones氏でしたのでその名前が付けられました。

癒合しにくい理由が何点かありその一つは、第5中足骨には数本の腱(スジ)の付着部があり折れた場所(骨折線)によって筋肉で引っ張り合いをしてしまう為、もう一つは、骨に入り込む栄養血管が折れた場所(骨折線)により血液が阻害されてしまうなど他様々な要因が重なると難治になってしまうとゆわれております。

当院の患者様の中にも、第2・第3中足骨の痛みで来院している学生さんもおられます。バレーボールとバスケットボールの選手です。疲労骨折まではしておられませんが、このままハードな練習を続けていると疲労骨折の可能性も高くなると思われます。

強豪校になればなるほど帰りも遅く通院も難しくなる、とゆう悪循環もうまれ学生さんたちも大変そうです。


腰椎分離症

腰椎分離症は、背骨とは頸椎7個、胸椎12個、腰椎5個の椎体から構成されておりその中の下から5個を腰椎といいます。

椎体の中には一部衝撃に弱い部分があり、ジャンプや体幹の捻じれ運動を激しく繰り返すことによりひびがはいり、そこに圧力が加わることにより疲労骨折を起こすことがあります。

この疲労骨折の事を腰椎分離症とゆいます。腰椎は前方に湾曲しており傾斜がきつい圧力のかかりやすいだい5腰椎が好発部位です。


腰椎分離症は、骨が未発達である成長期の学生で、スポーツの練習などで繰り返し腰に負担をかけてしまうことで発症することが多く報告されております。文献によりますとスポーツ選手の30%が腰椎分離症であるとゆわれております。

症状は、腰、臀部(尻)、太ももの痛みで、腰部をそらせた時に痛みが増すことがあります。必ずしも痛みが発生する傷病ではない為、分離していることに気づかず成人になってから初めて分離していくことを認識する場合もあります。

腰椎分離症のまま成人を迎え歳をかさねていくうちに、腰椎がすべりだすことを腰椎の分離すべり症とゆいます。

一度分離してしまったものは、なかなか癒合することは難しく分離したままの方も多くいらっしゃいます。

成長期で腰部を捻じる運動をあまり繰り返ししてしまうと分離症を引き起こしてしまいますので、練習内容の変化、ストレッチ、背部から腰部、臀部までの筋肉のケアを日頃からすることにより腰椎分離症の予防につながりますので、成長期の学生な方は極端な練習強化には十分気を付けて下さい。


どこの部位の疲労骨折でもいえますが、トレーニングの後のケアをよくすることによりある程度の予防にはなりますので、練習が強化された場合は特にケアも多くしてください。

安静にすることが一番大切ですが、指導者の考え、選手の意向、チーム状況などで休むことができない部分も多くあるとは思います。また、個人的なケアにも限界がございますので、その場合専門家に状態を確認してもらうことが大切です。


八千代市にある接骨院です。最近強豪チームには指定されている整骨院や接骨院などに行かないといけないと指導されている学生も多くいらっしゃるかと思いますが、セカンドオピニオンとしてご来院して下さい。八千代以外にお住みの方、習志野や千葉市花見川区在住の方もお待ちしております。八千代台駅前ユア・エルムに隣接した京成サンコーポの1階商店街にございます。
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